
「架電リストはExcel、結果は日報、通話内容は担当者の記憶のなか」——テレアポの件数を増やそうとした途端、管理の手間のほうが先に増えていく。これは、電話営業ツールの導入を検討し始めた組織でよく起きる詰まりどころです。
テレアポシステム(CTI)とは、電話と顧客データをつなぎ、架電・記録・分析を自動化する仕組みです。主な機能と種類、比較記事では触れられにくい料金相場の見方、失敗しない選び方、導入後に現場へ定着させる手順、そして代表的な10製品までをまとめました。
目次
本記事をおすすめしたい方
- テレアポシステムとは何かを、機能レベルで理解したい方
- テレアポやインサイドセールスの業務効率化を図りたい方
- テレアポシステムの機能・料金相場・自社に適した選び方を知りたい方
- 代表的なテレアポシステム(架電システム)を一覧で比較したい方
テレアポシステム(CTI)とは?
テレアポシステムは「CTI:Computer Telephny Integraion」と呼ばれる電話とコンピュータを融合したシステムです。当社ではコールシステム(CTI)と呼んでいます。
テレアポシステムを3行でまとめると、次のようになります。
- 電話と顧客データをつなぐ仕組みです(電話番号をキーに顧客情報を呼び出す)
- 架電・記録・分析の3つを自動化します(手作業の発信・入力・集計を減らす)
- アウトバウンドにもインバウンドにも使えます(製品ごとに得意分野が分かれる)
テレアポシステムとCTIの関係
テレアポシステムは、一般に CTI(Computer Telephony Integration=電話とコンピューターの統合) と呼ばれる技術をベースにしたシステムです。「コールシステム」「コールセンターシステム」「テレアポ管理システム」など呼び名は複数ありますが、指しているものはおおむね同じで、電話機能とPC上の顧客データを結びつけて電話業務を効率化する仕組みです。
呼称が分かれるのは、想定用途の違いによります。営業の発信業務を主眼に語るときは「テレアポシステム」「架電ツール」、受電業務や大規模拠点を主眼に語るときは「コールセンターシステム」と呼ばれる傾向があります。製品選びの実務では、名称ではなく後述の「種類と導入形態」で見分けるのが確実です。CTIという技術そのものの成り立ちはテレアポに使うCTIシステムの基礎解説記事でも扱っています。
何が自動化されるのか(架電・記録・分析)
テレアポシステムが引き受ける仕事は、大きく3つに整理できます。
- 架電の自動化: リストからのワンクリック発信、リストを順に自動発信するオートコールなど。番号の手入力とかけ間違いがなくなります
- 記録の自動化: 通話の録音、通話時間・担当者・結果ステータスの自動保存、CRM/SFAへの活動履歴の自動連携
- 分析の自動化: 架電数・接続数・時間帯別の成果などをレポートで可視化し、担当者ごとの傾向を比較できます
この3点セットが、テレアポ自動化の中身です。逆に言えば、この3つのどれを最も自動化したいのかが、製品選びの出発点になります。
テレアポシステムの主な機能
主要な製品が備える機能は、機能名で覚えるより「何に効くか」で束ねたほうが選定に使えます。目的別に4グループへ整理します。
架電を速くする機能(ワンクリック発信・オートコール・プレディクティブコール)
- ワンクリック発信(クリックトゥコール): 画面上のリストや顧客レコードの番号をクリックして発信します。番号の読み上げ・打ち間違いによるロスがなくなります
- オートコール機能: あらかじめ用意した顧客リストに対して自動で発信します。手動操作を介さずリストを消化できるため、大量架電や定型案内の場面で効果が出ます
- プレディクティブコール: 複数の番号へ同時に発信し、応答があった通話だけをオペレーターへつなぐ発信方式です。待機時間を削れる反面、放棄呼(つながったのに担当者が出られない状態)の管理が必要になります
オートコールは製品によって仕様と得意分野の差が大きい領域です。仕組みと選定ポイントはオートコールシステムの仕組みと選定ポイントを解説した記事で詳しく扱っています。
取りこぼしを防ぐ機能(ポップアップ・ACD・IVR)
- ポップアップ機能: 着信と同時に、発信元の顧客名・企業名・過去の対応履歴を画面へ表示します。オペレーターは電話に出る前に相手を把握でき、応対や引き継ぎの精度が上がります
- ACD(着信分配): 設定したルールに従って着信を自動で振り分けます。スキルや優先度に応じた割り当て、応答できない場合の他メンバーへの自動転送などにより、待ち時間と放棄呼を減らせます
- IVR(自動音声応答): 着信時に音声ガイダンスを流し、押されたダイヤル番号に応じて転送や案内を行います。用件別の振り分けや時間外対応を自動化できます
改善に効く機能(全通話録音・文字起こし・レポート)
- 通話録音機能: 言った言わないのトラブル防止に加え、成功事例をそのまま研修教材にできる点が実務上の価値です。録音の重要性と製品の選び方は通話録音の重要性とサービス比較の記事にまとめています
- 文字起こし・要約: 音声認識で通話をテキスト化し、要点を自動要約する機能です。近年は標準搭載する製品が増えています
- レポート機能: 着信数・応答率・保留数・放棄数・架電数などを可視化します。ピーク時間帯の把握や、施策の前後比較といった改善サイクルの土台になります
CRM/SFA連携
テレアポシステムの価値を大きく左右するのが、CRM(顧客管理)・SFA(営業支援)との連携です。着信ポップアップ、通話履歴の自動記録、活動履歴の自動生成といった機能は、いずれも連携があって初めて成立します。連携方式の違いや設計の勘所はCTIとCRM/SFAの連携方法を解説した記事、Salesforceを使っている場合はSalesforce連携でできることの解説記事を参照してください。
テレアポシステムの導入メリット
以上の機能を導入効果の側から見ると、メリットは次の3つに集約されます。
業務効率化
発信・記録・集計といった付随作業が自動化され、担当者は会話そのものに集中できます。架電後の入力は1件あたりは小さくても件数分だけ積み上がるため、削減効果が見えやすい部分です。
架電数アップにつながる
1件あたりの所要時間が短くなるぶん、同じ人数でも架電の母数が増えます。同じ接続率・同じアポ率でも結果の絶対量は増えるため、アウトバウンド中心の組織ほど効きます。
集めたデータをサービス改善に活かせる
通話録音・文字起こし・結果ステータスが蓄積されると、「どの層に、どの時間帯に、どのトークで反応があったか」を後から検証できます。顧客の声を商品開発やマーケティングへ渡す経路にもなります。
テレアポシステムの種類と導入形態

製品選びで最初に効いてくるのが、この分類です。機能表を突き合わせる前にタイプを絞り込んでおくと、比較する対象が現実的な数になります。
アウトバウンド型とインバウンド型
- アウトバウンド型: 発信業務に最適化されたタイプです。リスト管理、オートコール、プレディクティブコール、架電結果の集計といった機能が中心になります。新規開拓のテレアポやインサイドセールスはこちらです
- インバウンド型: 受電業務に最適化されたタイプです。ACD・IVR・待ち呼の管理・応答率のモニタリングなどが中心で、問い合わせ窓口やサポートセンターで使われます
両対応をうたう製品も多いのですが、実際にはどちらかに寄っているのが一般的です。受電中心の体制を検討している場合は、コールセンターシステムの種類と選び方の解説記事もあわせてご覧ください。
クラウド型とオンプレミス型
- クラウド型: サーバーを自社で持たず、ブラウザやアプリから利用します。初期費用を抑えて短期間で始められ、席数の増減にも対応しやすい形態です
- オンプレミス型: 自社設備にシステムを構築します。初期費用と構築期間はかかりますが、社内システムとの密な統合や、独自要件に合わせたカスタマイズがしやすい形態です
判断材料は、拠点数・在宅勤務の有無・既存PBXの資産・セキュリティ要件です。既存の電話設備を活かしたい場合はオンプレミス型やハイブリッド構成、立ち上げスピードを優先する場合はクラウド型が候補になります。
通話内容を解析するタイプ(AI音声解析型)
通話の文字起こし・要約に加えて、会話の内容や話し方を定量的に解析する製品群を、ここでは便宜上「AI音声解析型」と呼びます(業界で確立した公式な区分ではなく、2026年に入って各社の比較記事で使われ始めた整理です)。従来のCTI型・ダイヤラー型に対して、通話の”中身”を評価軸に置くのがこのタイプの特徴です。
整理が使われ始めたばかりの領域のため、解析できる指標や精度は製品ごとに大きく異なります。カタログの「AI搭載」という表記で判断せず、何をどの粒度で解析し、その結果を現場のアクションにどう落とすところまで設計されているかを確認してください。
テレアポシステムの料金相場

比較検討で最も知りたいのに、情報が散らばっているのが料金です。相場の見方には型があります。なお個社の価格は改定されるため、金額は各社公式サイトでご確認ください。
料金は「初期費用+月額(ID・ブース単価)+回線・通話料+保守費用」の4階建て
テレアポシステムの費用は、次の4つを足し合わせて考えます。見積書の形式は各社異なりますが、内訳はおおむねこの構成です。
- 初期費用: 導入時の設定・アカウント発行・回線手配などにかかる一時費用
- 月額費用: ID(席・ブース)単位の課金が一般的。基本料金+ID課金の2本立ての製品もあります
- 回線費用・通話料: 上記とは別に、従量課金または定額で発生します
- 保守・バージョンアップ費用: システムを使い続けるための維持費用。導入形態によって発生の仕方が変わります
保守・バージョンアップ費用はどちらの形態で発生するか
見落とされやすいのが、導入後に継続して発生する保守費用です。オンプレミス型は、初期の構築費とは別に年間の保守費用がかかり、機能追加やOS・ハードウェアの更新に対応するためのバージョンアップ費用が都度発生することがあります。サーバーの更新時期には、まとまった追加投資が必要になる場合もあります。
一方、クラウド型は保守とバージョンアップが月額料金に含まれるのが一般的で、機能追加や不具合修正は提供側で実施されます。利用者側の作業と費用は抑えられますが、更新のタイミングや内容を自社で選べない点は裏返しの制約です。数年単位の総保有コストで比較すると、初期費用の大小だけでは順位が入れ替わることがあるため、保守費用まで含めて見積もりを取り寄せてください。
月額・ID単価の相場
テレアポ支援事業者である株式会社soraプロジェクトが公開している比較記事では、システム利用料(1ブース単価)の相場として、1ブースあたりの月額費用は安い場合で5,000円程度、一般的には1万円前後と紹介されています(出典: 株式会社soraプロジェクト「テレアポシステムのおすすめ8選」https://sora1.jp/blog/tele-system/ 2026年7月27日確認。中立の調査機関による統計ではなく、同業事業者が自社メディアで公開している目安である点にご留意ください)。オプション機能(プレディクティブコール、AI解析など)を追加すると、これに上乗せされる料金体系が多く見られます。
初期費用の相場
初期費用は無料をうたう製品から、構築を伴うオンプレミス型で相応の一時費用が発生するものまで開きが大きく、単一の相場としては語りにくい部分です。導入形態(クラウド/オンプレミス)と席数によって桁が変わるため、同じ席数・同じ利用期間で総額を並べて比較するのが実務的です。CTIの費用構造をより詳しく知りたい場合は、CTIの費用をシステム・タイプ別に解説した記事を参照してください。
見落とされがちなコスト: 回線費用と通話料
比較表で抜け落ちやすいのが通話料です。アウトバウンドでは、通話料がシステム利用料に迫る、あるいは上回る場合もあります。たとえば1日100件架電する担当者が10人いる体制を仮に置くと、月あたりの通話数は万単位になり、1件あたりの単価差が総額に効いてきます(単価も件数も体制によって異なるため、自社の実績値で試算してください)。
ここで効いてくるのが回線の選択です。IP回線は従量課金が基本ですが、携帯回線(070/080/090)を使う構成では、キャリアのかけ放題を組み合わせることで通話料を定額化できるケースがあります(契約するキャリア・料金プランおよび契約形態によります)。件数が増えるほど従量課金は膨らむため、「システム利用料が安い製品」ではなく「回線を含めた総額が読める構成」を選ぶという視点を持っておくと、稟議の後半で数字が崩れにくくなります。
無料トライアル・無料プランの考え方
多くの製品が無料トライアルやデモを用意しています。試用時に見るべきは機能の有無ではなく、自社リストを実際に取り込んで、現場のメンバーが1日運用できるかです。管理者が触って便利だと感じても、架電担当者の画面遷移が増える設計だと定着しません。トライアル期間中に、リスト取り込み・発信・結果登録・レポート確認までを一周させてください。
失敗しないテレアポシステムの選び方

テレアポシステム選び方の軸は多数ありますが、並べるだけでは決まりません。次の順序で絞り込むと、候補が現実的な数に落ちます。
1. まず決めるのは「何を自動化したいか」
架電量を増やしたいのか、記録の手間を減らしたいのか、通話内容を分析して品質を上げたいのか。この優先順位が決まらないまま機能一覧を比較すると、多機能な製品が有利に見えて、実際には使わない機能に費用を払うことになります。最も困っている工程を1つ選ぶところから始めてください。
2. 既存CRM/SFAと連携できるか(システム連携性)
すでにCRM/SFAを運用しているなら、連携可否は最優先の足切り条件です。標準連携があるか、APIが公開されているか、連携で何のデータが自動で流れるのか(通話時間・録音・要約・活動履歴など)を具体的に確認します。標準連携があれば設定作業のみで済み、無い場合は開発が発生して費用と期間が別途かかります。
3. スマホ・社用携帯で使えるか
外出先や在宅勤務で架電するなら、スマホアプリ対応と携帯回線での発着信可否が分岐点になります。固定電話番号を携帯で発着信できるか、携帯からの通話も録音できるかは製品差が大きい部分です。詳しくはCTIをスマホ・社用携帯で使う場合の選び方の記事で解説しています。
4. 分析機能はどこまで必要か(機能の充実度)
架電数と接続数の集計で足りるのか、通話内容まで解析したいのかで、必要な製品グレードが変わります。分析は「見られること」ではなく「見て改善アクションが決まること」が要件です。レポート項目の粒度と、担当者別・ステータス別に切り出せるかを確認してください。
5. サポート体制と導入支援
障害時の連絡手段と対応時間(平日日中のみか、24時間か)は事前に確認しておきましょう。加えて、初期設定の代行やリスト設計の相談に乗るかどうかで、立ち上げ期間が変わります。社内に電話設備の知見がない場合ほど、この差が導入後の負担に直結します。
6. セキュリティ
顧客の個人情報と通話録音を扱う以上、セキュリティ要件の確認は欠かせません。クラウド型では、データの保管場所、通信の暗号化、アクセス権限の設定粒度、IP制限、第三者認証(ISMS/プライバシーマーク等)の取得状況を見ます。社内の情報システム部門に確認事項を先に渡しておくと、選定後半での差し戻しを防げます。
7. 費用は「総額」と「増員時の伸び方」で見る
初期費用+月額+通話料の総額で比較します。あわせて、席数を増やしたときにどう増えるかを確認してください。テレアポ組織は人員の増減が起きやすく、1席単位で増減できる契約かどうかが後々効いてきます。CTI製品全体を広く見比べたい場合は、CTIツールの比較と選定ポイントの記事もご覧ください。
「スマホでも架電したい」「通話も分析したい」を両立させたい場合(Comdesk Leadの実装例)
直前の2軸「スマホ・社用携帯で使えるか」「分析機能はどこまで必要か」を1つの製品で同時に満たす構成は、製品ごとに差が出ます。当社が提供するComdesk Leadは、携帯回線(070/080/090発信)で社用携帯からの架電も履歴に残し、自動文字起こし・自動要約と活動履歴自動生成で通話後の記録をCRMへ連携します(携帯回線での通話録音の対応キャリアはSoftBank・docomo・auです)。
架電担当者は通話時間・結果・メモの転記から離れ、その時間を次の対話に充てられます。管理側は録音を頭から聞き直す代わりに、要約を見てから必要な通話だけを再生できます。Comdeskの公表値では、携帯回線(070/080/090)からの発信で接続率が平均20%向上(自社調べ・特定条件下の実績であり効果を保証するものではありません)、CRM連携のクリックトゥコール利用で架電効率が70%向上(自社調べ・特定条件下の実績であり効果を保証するものではありません)したとされています。
テレアポシステムのデメリットと向かないケース
導入を勧める記事は多いのですが、向かないケースも実際にあります。次の3つに当てはまるなら、導入そのものを見直したほうが早い場合があります。
コストに見合わない規模がある
月間の架電件数が少ない、架電担当が1〜2名にとどまる、電話は既存顧客からの受電が中心といった場合、システム費用に見合う削減効果が出ないことがあります。削減できる作業時間 × 人数 × 単価を概算し、月額費用と並べてみてください。数字が拮抗するなら、まずは無料トライアルや小さい席数から始める判断が妥当です。
現場の運用負荷は一度増える
導入直後は、リストの整備、ステータス定義の統一、入力ルールの周知といった作業が発生します。効率化の効果が出るのは運用が固まってからで、それまでの数週間は現場の負荷がむしろ増えます。この期間を見込まずに繁忙期へ導入をぶつけると、「前のやり方のほうが速い」と言われて形骸化します。
オートコールは使い方を誤ると機会損失になる
自動発信は強力ですが、放棄呼(接続後に応対できずに切れる通話)が増えると、相手の心証を損ない、企業の印象にも影響します。同時発信数の設定、時間帯の配慮、再架電ルールの設計はセットで必要です。詳細な注意点はオートコールシステムのメリット・デメリットを解説した記事で扱っています。
導入して終わりにしないための立ち上げ手順

テレアポシステムは、契約した時点では何も変わりません。使われる状態にするまでには、時系列で次の段取りが要ります。
導入前にやること(リスト・番号データの整理)
移行前に、架電リストの重複排除・番号形式の統一・不通番号の除外を済ませておきます。ここが汚れたままだと、システム上でも同じ相手に重複架電し、レポートの数字も信用できなくなります。ステータス(未架電・不在・再架電・NG・アポ)の定義も、この段階で言葉を揃えておきましょう。リスト側の設計はテレアポリストの管理ツールの選び方の記事にまとめています。
最初の2週間で使う機能を絞る
全機能を一度に開放すると、現場は覚えきれずに元のやり方へ戻ります。最初の2週間は、ワンクリック発信と結果ステータスの登録の2つに絞るのが現実的です。録音の活用、オートコール、詳細レポートは、基本操作が定着してから順に足していきます。
定着レビューの回し方
導入から2週間・1か月・3か月のタイミングで、短いレビューを設定します。見るのは、①全員が使っているか(利用者別の架電数のばらつき)②入力ルールが守られているか(ステータス未入力の割合)③当初決めた「自動化したい工程」が実際に短くなったか、の3点です。数字が伸びない箇所は、機能ではなく運用ルールに原因があることが大半です。
なお、CRM/SFA連携を含む定常運用の設計(誰がデータを見て、どの会議で使うか)は、CTI連携後の運用設計を解説した記事で詳しく扱っています。
おすすめテレアポシステム10選
本記事は、CTI「Comdesk Lead」を提供する株式会社Widsleyが運営するメディアです。自社製品を含むため、掲載順は優劣を示すものではありません。
テレアポおすすめツールとして名前の挙がる代表的な10製品です。テレアポシステム比較では、選定軸(自動化したい工程・連携・スマホ対応・分析・サポート・セキュリティ・総額)と照らし合わせると候補が絞れます。各製品の仕様・料金は変更される場合があるため、最新の情報は各社公式サイトでご確認ください。
Comdesk Lead(コムデスク)
Comdesk Lead(コムデスク)は、携帯回線と連動できるインサイドセールス特化型のCTIです(当社サービス)。IP回線と携帯回線を1画面で切り替えて運用でき(契約形態によります)、CRM/SFAはSalesforce・HubSpot・kintoneなどと連携します。AI解析は文字起こし・自動要約と、通話を定量指標で評価する音声解析に対応します。外出先や在宅からの架電が多い組織に向きます。詳細はComdesk Lead公式サイトでご確認ください。
BIZTEL
BIZTELは、クラウド型のコールセンターシステム/CTIです。PBXの設置が不要で、インターネットとPCがあれば利用を開始できるため、在宅勤務やテレワークを含む体制に対応しやすい構成です。受電状況・待ち呼・応答率をブラウザの管理画面からリアルタイムに確認でき、受電中心のセンター運営に必要な標準機能が揃っています。インバウンド業務の比重が高い組織に向くタイプです。
IVRy
IVRyは、自動音声応答(IVR)を軸としたサービスです。自由なテキストでの音声ガイダンス作成、分岐設定、AIによる自動文字起こし、SMSでの案内送付などに対応しています。電話応対で業務が中断する、一次対応の人手が足りないといった課題を持つ組織に向きます。発信より受電の交通整理を優先したい場合の選択肢です。
SimpleConnect
SimpleConnectは、クラウド上でコールシステム(CTI)環境を構築できるツールです。自社サーバーの管理が不要で、オンプレミス型と比べて導入の手間を抑えられます。公式サイトでは、標準機能に加えてインバウンド向け・アウトバウンド向けの機能、チャットを含むオムニチャネル対応が案内されています(公式サイト、2026年7月27日確認)。電話とチャットの窓口をまとめて扱いたい組織に向きます。
Zoom Phone
Zoom Phoneは、Zoomが提供するクラウド型のPBXです。IP回線を利用し、スマートフォン・PCなどデバイスを選ばずに発着信できます。電話・チャット・ビデオ会議を同じアプリ内で扱えるため、すでにZoomを全社導入している組織では運用を一本化しやすい構成です。社内の電話基盤をクラウドへ移したい組織に向きます。
List Navigator.(リストナビゲーター)は、アウトバウンドに軸足を置いたクラウド型のコールシステムです。オートコール、グループ架電、プレディクティブコール、クリックトゥコール、一斉着信などの発信系機能を備えています。架電量を重視するテレアポ組織、BtoC商材のアウトバウンドを回す組織に向くタイプです。
Ever Call
Ever Callは、アウトバウンドコールに焦点を当てたコールシステムです。複数拠点を一元管理できる構成で、コールタイムのロスを抑える機能が中心に据えられています。拠点をまたいで架電チームを運営している組織や、架電数を主要KPIに置く組織に向きます。
アポ王コネクト
アポ王コネクトは、クラウド型のアウトバウンドコールシステム(CTI)です。受信・発信の双方に対応しつつ、架電業務の効率化に向けた機能が中心に据えられており、通話料を含めたコスト効率を訴求しています。費用対効果を重視して発信中心の体制を組む場合の候補になります。
Miitel
MiiTel(ミーテル)は、AIによる音声解析を軸としたサービスです。ワンクリック発信と文字起こしに加え、通話内容をスコアリングして対応品質を分析する機能を備えています。スマートフォンアプリにも対応しています。通話品質の可視化と人材育成を重視する組織に向きます。
インフィニトーク
インフィニトーク(InfiniTalk)は、受電業務を中心としたコールセンター運営に適したコールシステムです。クラウド版とオンプレミス版の両方を選択でき、CRM連携、SMS、チャット、IVR、通話録音、テキスト分析まで機能が広く、小さく始めて拡張する構成が取れます。段階的に規模を広げる前提のセンター運営に向くタイプです。
本記事で挙げた接続率20%向上・架電効率70%向上は、いずれもComdeskの公表値(自社調べ・特定条件下の実績)であり、効果を保証するものではありません。
まとめ
- テレアポシステム(CTI)とは、電話と顧客データをつなぎ、架電・記録・分析を自動化する仕組みです
- 機能は「架電を速くする」「取りこぼしを防ぐ」「改善に効く」の3目的+CRM/SFA連携で捉えると選びやすくなります
- 種類はアウトバウンド型/インバウンド型、クラウド型/オンプレミス型、そして通話内容を解析するAI音声解析型に分かれます
- 料金は初期費用+月額(ID単価)+回線・通話料+保守・バージョンアップ費用の4階建て。アウトバウンドでは通話料が総額を左右します
- 選び方は「何を自動化したいか」を先に決め、連携・スマホ対応・分析・サポート・セキュリティ・総額の順で絞り込みます
- 導入後は使う機能を絞って始め、2週間・1か月・3か月のレビューで定着させます
テレアポシステムは、入れれば成果が出る道具ではなく、リスト・運用ルール・レビューの設計とセットで効いてくる仕組みです。自社の課題がどの工程にあるかを見極めたうえで、候補を2〜3本に絞って試用することをおすすめします。
電話業務のデータ化を、いまのCRM/SFAを活かして始める(Comdesk Lead)
ここまでの流れ(タイプを絞る → 総額で比較する → 定着させる)で最初の壁になりやすいのが、「外出先や社用携帯からの通話が記録に残らない」という点です。
Comdesk Leadは携帯回線(070/080/090発信)に対応し、IP回線と携帯回線を1画面で切替可能な構成です(契約形態によります)。携帯回線での発着信・全通話録音・発着信/切断制御について特許を取得しています。通話後は活動履歴自動生成により、録音・要約・活動履歴がSalesforce・HubSpot・kintoneなど対応するCRM/SFAへ連携されます。対応環境であれば、導入を進める担当者は、CRMの入れ替えや業務フローの作り直しをせずに電話業務のデータ化から着手できます(連携可否はご利用中のCRM/SFAによります)。
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