目次
はじめに
日々の業務において、定例会議や全社会議など、議事録の作成が求められる場面は数多くあります。これらの業務は発生頻度が高く、多大な労力を要するため、多くの企業が議事録作成の効率化と省力化を図りたいと考えており、近年では、AI議事録作成ツールを活用して、営業活動やビジネスミーティングでの議事録作成の工数削減や精度の向上を目指す取り組みが注目を集めています。
そこで本記事では、AI議事録作成ツールの機能、選定のポイント、おすすめツール14選、導入するメリット/デメリット、活用する際のコツについてご紹介するので、興味のある方は是非参考にしてください。
AI議事録作成ツールとは?
AI議事録作成ツールとは、音声認識、自然言語処理、機械学習などのAI技術を活用して、録音された音声データを文字起こしし、自動で議事録を作成するツールのことを指します。このツールを活用すれば、わざわざ録音した内容を聞き返す必要がなくなるため、議事録作成を大幅に効率化できるのが大きな魅力です。
現在のAI技術の進歩により、通常の会話であればほぼ正確に文字起こしが可能となっているため、会議や打ち合わせ、商談の記録、議事録の作成、インタビューなど、さまざまな場面で活用されるようになっています。
AI議事録作成ツールの3つの機能
AI議事録作成ツールにはどのような機能があるのでしょか。主に3つの機能があります。
- 文字起こし
- 議事録の編集
- 自動要約
文字起こし
AI議事録自動作成ツールの最も重要な機能である文字起こしとは、録音されたデータを自動的にテキストに変換する機能です。これにより、話し言葉が文字として記録され、議事録や文書として利用できます。
以前の音声認識技術は精度が低く、実用には耐えられないものでした。しかし、近年のAIの進歩により精度が飛躍的に向上し、高度なレベルでの文字起こしが可能になっています。また、よく使用される言葉をAIに学習させることで、さらに精度を向上させることもできます。
時には、雑音などの影響で完璧な文字起こしが難しい場合もありますが、人間による議事録作成よりも作業効率を格段に向上させることが出来ます。
議事録の編集
編集機能が付属しているタイプのAI議事録自動作成ツールを使用すると、自動生成された議事録に対して手動で誤字脱字の修正や追加情報の挿入、文言の調整などが行えます。このように、会議の内容が正確に反映されているか、資料との矛盾がないかを効率的にチェックできます。
さらに、クラウドベースの共有機能を備えたツールを導入すれば、複数のユーザーによる同時編集やコメントの追加も容易になり、作業効率が一層向上するでしょう。
自動要約
自動要約とは、文字起こしされた文章を自動的に要約してくれる機能です。この機能では、例えば「えー」や「ああ」といった書き起こす必要のない言葉を除外し、議事録を作成します。
自動要約機能を活用することで、長時間の会議やセミナーの内容を短く要約し、重要なポイントや議論の要点を簡潔にまとめることができます。また、社内や業界特有の用語をあらかじめ学習させることで、自動要約の精度が向上し、さらに効率的に議事録を作成できるようになります。
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AI議事録作成ツールを導入する3つのメリット
AI議事録作成ツールを導入するメリットは主に3点あります。
- 簡単に情報共有が出来る
- 短時間かつ正確に議事録を作成できる
- 議事録作成の効率化
簡単に情報共有が出来る
AI議事録自動作成ツールで生成された議事録データは、リンクなどを通じて簡単に共有できます。これにより、社内での意思統一が容易になり、全員が同じ方向を向いて業務を進めることができます。さらに、一部のツールでは会議時の録音データも共有できるため、文字だけでは伝わりにくい会議参加者の感情や雰囲気も共有できます。
短時間かつ正確に議事録を作成できる
AI議事録自動作成ツールの導入による最も大きな利点は、短時間で正確な議事録を作成できることです。特に長時間に及ぶ会議では、議事録の作成には多くの時間がかかり、ミスも生じやすくなります。
しかし、AI議事録自動作成ツールを使用すれば、自動的にテキスト化されるため、担当者の手間を大幅に削減できます。さらに、文字起こしされたテキストを読み直す作業は、音声の聞き直しよりも短時間であり、内容を正確に把握しやすいため、要点をより効果的に抽出して議事録を作成できます。
議事録作成の効率化
最大の利点は、議事録作成の手間が省けることです。会話が自動的にテキスト化されるため、音声データや手書きメモに頼る必要がありません。そのため、議事録作成に費やしていた時間を他の業務に充てることができます。これにより、負担が軽減されるだけでなく、生産性の向上にもつながるかもしれません。
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AI議事録作成ツールを導入する3つのデメリット
AI議事録作成ツールを導入するデメリットは主に3点あります。
- ツールの性能に差がある
- 必ずしも低コストではない
- 人的な確認・修正が必要
ツールの性能に差がある
AI議事録自動作成ツールは、雑音などの干渉に一定の耐性を持っています。一部のツールでは、騒々しい環境でも会話内容を予測して正確にテキスト化する技術が採用されていますが、各ツールの性能には差があり、同じ環境でもテキストの品質にばらつきが生じることがあります。
自社のニーズに適したAI議事録自動作成ツールを選ぶためには、まずはトライアル版や無料版を利用して、文字起こしの精度や性能を確認することが重要です。
必ずしも低コストではない
無料のAI文字起こしツールの精度が向上しているものの、議事録作成において十分な機能を備えているとは限りません。そのため、議事録の作成や共有機能を利用するためには費用がかかります。導入コストを含めると、必ずしも低コストとは言えません。必要な機能がないツールに費用を支払うのは無駄です。そのため、トライアル版や無料版を利用して、使い勝手を確認することが重要です。
人的な確認・修正が必要
AI技術の進化により、テキストへの変換機能の精度は向上していますが、文字起こしの内容が必ずしも完璧とは限りません。
例えば、発言者の音声が聞き取りにくい場合、間違った内容でテキスト化される可能性があります。そのため、議事録自動作成ツールで会議の内容をテキスト化した後は、人による確認や修正が必要です。
ただし、人による最終チェックが必要であるとはいえ、ゼロから文字起こしを行う手間は軽減されます。議事録自動作成ツールの精度が気になる場合は、試用版を利用してみるのも良いでしょう。
AI議事録作成ツール選定における5つのポイント
AI議事録作成ツールを探す際に、どのような点に気をつけて探せばいいかわからない方は多くいらっしゃるかと思います。選定のポイントは主に5点あります。
- Web会議ツールとの連携
- 音声認識・AI学習の精度
- 使いやすさ
- 料金形態
- セキュリティ
Web会議ツールとの連携
自分が使用しているWeb会議ツールと連携できるか確認することも重要です。AI議事録自動作成ツールによって対応しているWeb会議ツールが異なるため、利用しているツールと連携できるか事前に確認しておきましょう。
オンライン会議に特化したツールを選ぶことも一つのポイントです。録画したWeb会議のデータを後から読み込ませようとしても、うまくいかない場合があるため、オンライン会議専用に議事録作成を行う場合は、オンライン会議に強みを持つツールを選ぶことをおすすめします。
音声認識・AI学習の精度
多くの場面で、議事録自動作成ツールに最も期待したいのは音声のテキスト化機能です。発言内容を正確にテキスト化できないツールでは、手動での修正が増えてしまい、ツール導入のメリットが失われてしまいます。
さらに、AIによる学習機能も重要なポイントです。音声のテキスト化を繰り返すたびに学習し、精度が向上するツールであれば、長期的に見て業務の効率化に大きく貢献することが期待できます。これらの機能については、実際に使用してみないと分からない点も多いです。期間限定のトライアル版や機能限定の無料版を活用して、実際の使い勝手を試してみることをおすすめします。
使いやすさ
機能性に優れていても、使い勝手が悪かったりすると十分に活用されず、導入が無駄になってしまいます。そのため、使いやすさは重要な選定ポイントとなります。例えば、会議内容をその場で即座に文字起こしするツールであれば、すぐに起動や停止ができると会議中のトラブルに対応しやすいです。
ただし、「使いやすさ」の基準は人によって異なるため、一概に判断することは難しいです。確実なのは、実際にツールを操作して確認することです。試用版が提供されている場合は、実際の使用状況を想定して使い勝手を確認することをおすすめします。
料金形態
AI議事録自動作成ツールの導入を検討する際には、無料で利用したいのか、有料で利用する場合はいくらくらいの料金が適正なのかを事前に検討しておくことが重要です。
さらに、議事録作成にかかる負担がどの程度軽減され、それにどれだけの価値があるのかを評価できると、どのくらいコストをかけるべきか判断しやすくなります。
AI議事録自動作成ツールには月額利用料だけでなく、初期費用が発生する場合もあるため、公式ホームページを事前によく確認しておくことをおすすめします。
セキュリティ
誰でもアクセスできる場所にデータを保存するようなAI議事録自動作成ツールでは、情報漏洩や改ざんのリスクが高まるため、業務での利用は難しいといえます。
そのため、AI議事録自動作成ツールを選ぶ際には、文字起こしされたテキストや音声データがどのように管理されているかも重要なポイントになります。
仕事でAI議事録自動作成ツールを利用する場合、しっかりとした暗号化通信技術が導入されており、強固なセキュリティが確保されているかどうかを確認することが必要です。
おすすめのAI議事録自動作成ツール14選
具体的にどのようなサービスが提供されているのかわからない方のために、おすすめツールを14つ紹介いたします。
マーケティング向けコールシステム(CTI)
Comdesk Lead(コムデスク)
Comdesk Lead(コムデスク) | https://comdesk.com/ |
特徴 | ・顧客との商談を、AIが自動で「ユーザインサイト」として要約 ・顧客との商談で頻出するキーワードをAIが自動抽出 ・SEO、コンバージョン最適化 |
対象 | マーケティング、営業全般 |
目的 | 分析、お客様の声(VOC)分析、営業支援 |
連携 | Hubspot、salesforce、kintone、zaiper、ZOHO等 |
料金 | 初期費用:0円(税抜)〜 月額料金:6,000円〜/ID |
関連記事:【2024年11月最新】Comdesk CTIツール|口コミ・評判と料金・特徴を解説
インサイドセールス、電話営業向けコールシステム(CTI)
Miitel
Miitel | www.miitel.co.jp |
特徴 | ・クラウドIP電話 ・全通話自動録音、文字起こし ・ChatGPTを使用した要約機能が搭載されているため、議事録作成の効率化に繋がる |
対象 | インサイドセールス、コールセンター、営業全般 |
目的 | 業務改善(効率化)、省人化、分析、教育、ナレッジ管理、お客様の声(VOC)分析、問い合わせ対応、営業支援、意思決定の高度化、テレワーク、商談ブラックボックス解消 |
連携 | HubSpotやslackなど外部SFAとの連携が可能 |
料金 | 初期費用:0円(税抜)〜 月額料金:5,980円(税抜)〜/ユーザー |
amptalk analysis
amptalk | https://amptalk.co.jp/ |
特徴 | ・電話・商談解析ツール「amptalk anlysis」と商談記録支援ツール「amptalk assist」の2種類展開 ・ChatGPTを活用した「架電・商談サマリー機能」により、顧客の意見を正確に把握することが可能 ・シンプルなUIと操作性のため使いやすい ・話者識別機能により、会議中の社員ごとの発言量やトピック内容などを具体的に可視化できるため、議事録作成の質が高まる |
対象 | インサイドセールス、営業全般 |
目的 | 業務改善(効率化)、省人化、分析、教育、ナレッジ管理、お客様の声(VOC)分析、営業支援、意思決定の高度化、商談ブラックボックス解消、セールスイネーブルメント |
連携 | dialpad、oomphone、zoom、Teams、Google Meet、HubSpot、Salesforce slack |
料金 | Basicプラン:月額4,000円〜/ユーザー※別途初期費用 Proプラン:月額5,900円〜/ユーザー※別途初期費用 |
YOMEL for コールセンター
YOMEL for コールセンター | https://ai.yomel.co/ |
特徴 | ・コールセンターに特化した音声認識システム ・通話内容の文字起こし/要約を搭載した議事録自動作成で、応対内容を簡単に把握 ・コールセンターの応対品質管理の手間を削減できる |
対象 | コールセンター、コンタクトセンター |
目的 | 業務改善(ACW効率化)、コンプライアンス違反チェック、教育、応対品質向上、管理コスト削減 |
連携 | 要問合せ |
料金 | 月額料金(1席あたり) 1〜20席:15,000円 21〜50席:13,000円 51〜100席:11,000円 101〜200席:10,000円 201〜500席:9,000円 501席〜:8,000円 |
Comdesk Lead(コムデスク)
Comdesk Lead(コムデスク) | https://comdesk.com/ |
特徴 | ・高精度AIによる文字起こし/要約で、正確な議事録作成で情報の属人化を防止できる ・全通話自動録音で、報告業務の効率化、クレーム防止、コンプライアンス強化、「言った・言わない」のトラブルを防げる ・携帯回線による高い音声品質を誇る=AI解析の精度が向上し、より正確なデータを取得して課題解決に役立てられる |
対象 | インサイドセールス、コールセンター、営業全般 |
目的 | 業務改善(効率化)、省人化、分析、教育、ナレッジ管理、お客様の声(VOC)分析、営業支援、意思決定の高度化、テレワーク、商談ブラックボックス解消、通話料のコスト削減 |
連携 | Hubspot、salesforce、kintone、zaiper、ZOHO等 |
料金 | 初期費用:0円(税抜)〜 月額料金:6,000円〜/ID |
MooA
MooA | https://mobilus.co.jp/solution/mooa |
特徴 | ・高精度な音声認識で、オペレーターやボイスボットの応対内容を文字起こし/自動要約 ・要約内容はデータベース上に蓄積され、情報の引継ぎの際やVOC分析などに活用できる ・応対履歴からFAQ自動生成も可能 |
対象 | コールセンター |
目的 | 業務改善(効率化)、応対品質向上、分析、教育、ナレッジ管理、お客様の声(VOC)分析 |
連携 | チャットボットやボイスボットとの連携が可能 |
料金 | 要問合せ |
フィールドセールス向けコールシステム(CTI)
Comdesk Lead 携帯録音エディション
ComdeskLead 携帯録音 | https://comdesk.com/mobile-recording |
特徴 | ・社用携帯・スマホでの通話を録音・文字おこし・要約・CRM連携まで 情報共有を自動化し、コミュニケーションをなめらかにします ・高精度AIによる文字起こし/要約で、正確な議事録作成で情報の属人化を防止で ・全通話自動録音で、報告業務の効率化、クレーム防止、コンプライアンス強化、「言った・言わない」のトラブル防止 |
対象 | フィールドセールス、営業全般 |
目的 | 業務改善(効率化)、分析、教育、営業支援、意思決定の高度化、テレワーク、商談ブラックボックス解消 |
連携 | Hubspot、salesforce、kintone、zaiper、ZOHO等 |
料金 | 初期費用:要相談 月額料金:3,000円〜/ID |
オンラインミーティング向けツール
Notta
Notta | https://www.notta.ai/ |
特徴 | ・58言語に対応 ・リアルタイム文字起こしが可能 ・ AI要約機能が搭載 |
対象 | 記者・ライター、営業全般、学生・教職員 |
目的 | 手作業よりも迅速に文字起こしが可能 多言語対応の文字起こしや翻訳で、作業を一層効率化 会議や商談の録音内容を、必要な部分だけ簡単に確認できる |
連携 | ZoomやGoogleカレンダーなど外部サービスとの連携が可能 |
料金 | フリー プレミアム:月2,200円/月、年1,317円/月 ビジネス:月4,180円/月、年2,508円/月 エンタープライズ:要相談 |
JamRoll
JamRoll | https://jamroll.poetics-ai.com/ |
特徴 | ・文字起こし/要約機能を利用して、情報共有の自動化と組織育成の効率化を支える ・初期設定が簡単、数クリックで使用できるなど、使いやすいUIを誇る ・音声認識AI/感情解析AI/会話解析AIを搭載しているため、データ分析の質が高く、営業プロセスの改善に役立てられる |
対象 | インサイドセールス、営業全般 |
目的 | 業務改善(効率化)、分析、教育、お客様の声(VOC)分析、営業支援、意思決定の高度化、ブラックボックス解消 |
連携 | dialpad、oomphone、zoom、Teams、Google Meet、HubSpot、Salesforce slack |
料金 | 要問合せ |
amptalk
amptalk | https://amptalk.co.jp/ |
特徴 | ・電話・商談解析ツール「amptalk anlysis」と商談記録支援ツール「amptalk assist」の2種類展開 ・ChatGPTを活用した「架電・商談サマリー機能」により、顧客の意見を正確に把握することが可能 ・シンプルなUIと操作性のため使いやすい ・話者識別機能により、会議中の社員ごとの発言量やトピック内容などを具体的に可視化できるため、議事録作成の質が高まる |
対象 | インサイドセールス、営業全般 |
目的 | 業務改善(効率化)、省人化、分析、教育、ナレッジ管理、お客様の声(VOC)分析、営業支援、意思決定の高度化、商談ブラックボックス解消、セールスイネーブルメント |
連携 | dialpad、zoom phone、zoom、Teams、Google Meet、HubSpot、Salesforce slack |
料金 | Basicプラン:月額4,000円〜/ユーザー※別途初期費用 Proプラン:月額5,900円〜/ユーザー※別途初期費用 |
Miitel Meetings
Miitel Meetings | https://miitel.com/jp/meetings |
特徴 | ・会議内容をタイムスタンプと一緒に自動文字起こしで、議事録作成作業が効率化! ・CRM/SFAとも連携できるため、会議後の後処理時間を大幅に短縮できる ・トークにおける話速、会話の比率、抑揚などの要素を可視化できるため、営業の質の向上や人材育成に活かせる |
対象 | インサイドセールス、営業全般 |
目的 | 業務改善(効率化)、分析、教育、ナレッジ管理、営業支援、商談ブラックボックス解消 |
連携 | zoom、Teams、Google Meet、slack |
料金 | ミニマムプラン:月間40時間/IDまで 月額 ¥2,760〜/ID(税抜) スタンダードプラン:月間70時間/IDまで 月額 ¥3,660〜/ID(税抜) |
RIMO voice
RIMO voice | https://rimo.app/about/voice |
特徴 | ・日本語に特化したAIシステムにより、高精度な文字起こしを実現する議事録自動作成 ・音声と文字がリンクしたスライダー機能、聞き取れなかった箇所を再度確認できる検索機能、他の人と同時に編集ができる共有機能など、多様な機能が充実している |
対象 | 営業全般、オンラインミーティングやセミナー |
目的 | 業務改善(効率化)、ナレッジ管理、営業支援、商談ブラックボックス解消 |
連携 | zoom、Teams、Google Meet、slack |
料金 | トライアル:3万円/月(10時間/月の記録時間・超過分は30秒毎に30円) ライト:6万円/月(20時間/月の記録時間・超過分は30秒毎に30円) ベーシック:12万円/月(45時間/月の記録時間・超過分は30秒毎に27円) ビジネス:ASK(100時間~/月の記録時間・超過分は30秒毎に25円) |
AI議事録取れる君
AI議事録取れる君 | https://alm.ne.jp/ |
特徴 | ・文字起こしに加え、AIが小見出しと箇条書きの要約を自動作成する ・連携したオンラインミーティングの開始から議事録作成まですべて自動 ・他にもフィラー除去機能、自動録音、共同編集など様々な機能を搭載 |
対象 | 営業全般、オンラインミーティング |
目的 | 業務改善(効率化)、コスト削減、作業品質改善、ナレッジマネジメント |
連携 | zoom、Teams、Google Meet、webex |
料金 | 初期費用なし 個人利用: 980円/月(3時間)〜 法人利用: 5,500円/月(10時間)~ |
オフラインミーティング向けツール
AutoMemo
amptalk | https://automemo.com/ |
特徴 | ・会議を録音後、文字起こしと要約機能を使用することで自動で議事録作成が可能。(1時間の会議の場合約5分で完了) ・「話者ごと要約」機能で、会議中に誰が何を発言したかを容易に把握できる ・閲覧用URLやメールで簡単に議事録を共有できる ・セキュリティに強みを持つため、安心して使用できる |
対象 | 営業全般 |
目的 | 業務改善(効率化)、営業支援、ブラックボックス解消 |
連携 | Zoom、Teams、Google Meet |
料金 | スタンダードプラン(文字起こしのみ):1,280円/月 【文字起こし時間:30時間/月】 プレミアムプラン(文字起こし+要約):1,980円/月 【文字起こし時間:30時間/月】 |
AmiVoice® ScribeAssist
AmiVoice® ScribeAssist | https://www.advanced-media.co.jp/lp/scribeassist/ |
特徴 | ・インターネット環境がなくても利用できるため、情報が外部に漏れるリスクもなく安⼼して使用できる ・ChatGPTと連携しているため高精度な議事録作成を自動化できる ・リアルタイム認識とファイル認識に対応しているためテレワーク、対面での会議、商談、セミナー、研修など様々なシーンで活用できる |
対象 | インサイドセールス、営業全般、オフラインミーティング |
目的 | 業務改善(効率化)、営業支援、ブラックボックス解消 |
連携 | zoom等との連携が可能 |
料金 | 要問合せ |
VOITER
VOITER | https://www.iflytek.co.jp/voiter/ |
特徴 | ・最大距離10m・360度集音できる ・高い音声認識技術と高度なノイズ処理テクノロジーにより、雑音がある環境でも正確な文字起こしが可能 ・間違えた言葉も、AIが文脈を判断し自動修正してくれる |
対象 | オフラインミーティング、講演会など |
目的 | 業務改善(効率化)、省人化、ブラックボックス解消 |
連携 | 要問合せ |
料金 | 本体:54,780円 |
PLAUD NOTE
PLAUD NOTE | https://jp.plaud.ai/ |
特徴 | ・ChatGPT-4連携AIボイスレコーダー(最新バージョンはChatGPT-4o導入)で、録音から文字起こし/要約までスピーディーに自動で作成される ・ワンタッチで録音ができ、使いやすい! ・録音中のノイズ削除ができるため、高品質な音声をもとに議事録作成が出来る ・高度なアルゴリズムを搭載しているため、正確性に優れた文字起こしが実現する |
対象 | オフラインミーティング、ボイスメモ、講義など |
目的 | 業務改善(効率化)、省人化、ブラックボックス解消 |
連携 | 要問合せ |
料金 | 本体価格:33000円 |
SecureMemo
SecureMemo | https://info.nishika.com/service/securememo |
特徴 | ・精度96.2%を誇るOpenAI Whisperに基づく高精度な文字起こし ・外部ネットワークから隔離された環境で音声ファイルを処理し、テキストを保存できるため、セキュリティに優れている ・約100言語の音声文字起こし、翻訳が可能 |
対象 | オフラインミーティング |
目的 | 業務改善(効率化)、省人化、ブラックボックス解消 |
連携 | 要問合せ |
料金 | 要問合せ |
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AI議事録自動作成ツールを活用する3つのコツ
AI議事録自動作成ツールを活用する際のコツをいくつか紹介します。主なコツは3つあります。
- 確認作業を怠らない
- 雑音の少ない場所で使用する
- 辞書機能を効果的に活用する
確認作業を怠らない
どんなに優れたAI議事録自動作成ツールでも、完璧な文字起こしを保証することは難しいです。時には間違った内容で文字起こしをしたり、誤った翻訳結果が出る可能性があります。そのため、自動文字起こしの結果を鵜呑みにせず、必ず人の目で確認作業を行うことが重要です。
雑音の少ない場所で使用する
議事録自動作成ツールを利用する際には、音声認識の精度を向上させるための環境整備も重要です。これらのツールは雑音に一定の耐性を持っていますが、完全には対処できません。
例えば、オープンスペースのようなフリーアドレス制のオフィスでは、従業員同士の会話がツールに拾われる可能性があります。雑音が入ると音声認識が正確に行われない場合があるため、議事録自動作成ツールは雑音の少ない場所で使用することが重要です。音声認識の精度を高めるためには、指向性マイクが効果的です。指向性マイクは特定の方向からの音を収音しやすくするマイクで、周囲の雑音を最小限に抑えることができます。
辞書機能を効果的に活用する
環境やデバイスを整えても、AIが音声を認識するのは難しい場合があります。特に固有の商品名やサービス名称、業界用語や企業固有の言い回しなどは、認識の障害となり得ます。これらの言葉は頻繁に出現するため、後で修正する手間がかかります。そのため、辞書機能を活用して難しい言葉を事前に登録したり、機械学習機能を使ってAIの認識精度を向上させるようにしましょう。
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まとめ
本記事では、AI議事録作成ツールの機能、選定のポイント、おすすめツール14選、導入するメリット/デメリット、活用する際のコツについてご紹介しました。AI議事録作成ツールを活用することで、社内・部署間での情報共有が簡単になり、通常手間がかかりがちな会議後の議事録作成の効率化・正確化が実現します。そのため、これらのツールの導入を強くお勧めします。
導入を検討する際には、本記事で紹介した「web会議ツールとの連携・音声認識の精度・使いやすさ・料金形態・セキュリティ」などのポイントに加え、自社でよく行われる会議形態や解決したい課題、目的に適したツールを選定すると良いでしょう。これらのポイントを踏まえながら比較検討を進めることで、導入前後のギャップを抑え、より効果的にツールを活用することができます。しっかりと選定を行いましょう。
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