Telforce(現Comdesk)は、架電業務を効率化するために開発されたCTIシステムです。Comdeskとして再編され、さらなる進化を遂げたこのツールは、営業パフォーマンスを飛躍的に向上させる豊富な機能を提供し、従来の営業支援ツールにはない優れたサポートを実現します。
この記事では、Telforceの特徴的な機能とComdesk Leadへの改良点を中心に、営業支援における実績や各機能の違いについて詳しく解説していきます。営業効率と成約率向上を目指す方はぜひご一読ください。
目次
Telforce(現Comdesk)とは?
Telforceとは何なのかあまり詳しく知らない方のために、Telforceについて解説します。
Telforceとは
Telforceとはビジネスフォンと連動する唯一のCTI(特許取得済)です。Telforceを活用することで以下のようなことを実現します。
- コール数/アポ数の飛躍的向上
- ランニングコストの圧倒的削減
- 営業管理、成績管理をシステム化
- あらゆる場所での営業活動を可能に
Comdeskとの関係性
ComdeskはTelforceの改良版CTIのことであり、同じ会社(株式会社Widsley)がリリースしたCTIになります。つまり、TelforceはComdeskの前身になります。
上図は、Comdesk/Telforceの開発元である株式会社Widsleyの沿革を示したものであり、TelforceからComdeskの関係性がわかります。
Telforceの機能一覧
Telforceがどのような機能を持っているのか解説します。機能は以下の3つの切り口から紹介します。
- 架電機能
- 管理機能
- 外部ツール連携
架電機能
架電機能は6つあります。
- オートコールモード
- 禁止番号登録
- マイボックス
- 多項目検索
- ピンポイント再コール
- 外出先でのテレアポ
オートコールモード
通話終了後に速やかに次の発信が開始されるオートコールモードは、コール業務の停滞を防ぎ、無駄な待機時間を削減します。また、通話内容の記録が完了すると自動で次の架電に移行するため、スムーズなコールフローが実現します。
禁止番号登録
禁止番号を登録できます。
例えば、
- クレーム先
- 取引先
- 競合
など電話をしてはいけないリストを禁止番号登録することで誤って発信することを避けることができます。
マイボックス
見込み客に対する重複した架電や、他の営業担当者が誤って発信してしまうことを防ぐため、担当営業を指定して管理することが可能です。この機能により、責任あるフォローアップが行える体制が整います。
多項目検索
地域や最終コール日、コールステータスなど、さまざまな条件でリストを絞り込むことができます。そのため、特定のターゲット層に向けて効率的にアプローチでき、無駄のない営業活動が可能です。
ピンポイント再コール
再度電話が決まっている場合は発信日時を登録しておくことでその時間になるとポップアップで通知し、そのまま発信することができます。追客力を格段に高め、見込み客へのアプローチを逃しません。
外出先でのテレアポ
携帯用UIアプリも用意しており、PCがなくてもスマホだけでテレアポも可能です。そのため、場所に依存することなくどんな場所でも顧客情報の確認、及びコールが可能になります。
管理機能
管理機能は8つあります。
- 顧客情報管理
- 全通話録音・再生
- リスト管理
- 携帯ログ管理
- レポーティング
- ファイルストレージ
- 情報共有ボード
- システムカスタマイズ
顧客情報管理
通話中に新たにわかった顧客の属性や情報などをリアルタイムで追記していくことができます。またワンクリックで印刷も可能です。
全通話録音・再生
通話内容はメモを残し、それらのデータは時系列で蓄積していきます。通話内容は全て録音し、クラウドサーバーに蓄積されます。エビデンスの取得やモデルケースを聞いて対話力を強化、アポ前の戦略を練る際などに特に力を発揮します。
リスト管理
リストを一元管理し、各営業担当者ごとにアクセス権限を設定できます。重複した発信を防ぐことで、顧客に対する重複アプローチを回避できます。
携帯ログ管理
携帯での通話ログは全て記録され、録音されます。管理者はそれらのログをどこからでも確認することができます。テレアポだけでなく、携帯管理ツールとしても活用できます。
レポーティング
下記のパフォーマンス数値をレポーティングできます。
- 通話数
- 繋がり率
- ステータス毎の結果
また下記のように様々な切り口でデータを集計することも可能です。
- ユーザーごと
- 日・週・月別
日報などはこちらを印刷するだけで済むようになります。
ファイルストレージ
見積書や契約書、画像ファイルなどを顧客ごとに紐づけて格納でき、必要な資料を即座に確認・共有できます。ファイルの整理が効率化し、重要なドキュメントの紛失リスクが減少します。
情報共有ボード
全ユーザーと情報を共有するための掲示板の他、アポイント速報などを共有するテロップやメッセージのやり取りをするチャットボックスなどのコミュニケーションツールを用意しています。
システムカスタマイズ
顧客の情報項目や電話ステータスなどは業務に最適化した形にカスタマイズが可能です。また、使い慣れたCRMなどがあればそこに連結させることなども可能です。
外部ツール連携
Telforceは、他のCRM/SFAツールと容易に連携できるAPIを提供しています。これにより、既存のシステムとのシームレスなデータ連携が可能で、顧客情報を一元管理し、ワークフローの効率化を図ります。希望するシステムに合わせた柔軟な連携対応が可能なため、業務フローを最適化しながら高い生産性を実現します。
TelforceとComdeskの機能における4つの違い
TelforceとComdeskにはどのような機能における違いがあるか解説します。機能面での違いは以下の4つがあります。Comdesk LeadとTelforceではそれぞれ所持している機能に相違があります。
Telforceのみの機能
Telforceの特徴的な機能の一つに、チーム内の情報共有をスムーズにする「情報共有ボード」があります。このボードでは、全ユーザーがリアルタイムで情報を確認できる掲示板や、進捗報告用のテロップ、さらにメッセージ交換用のチャット機能などが備わっています。これにより、営業活動における社内連携が強化され、リアルタイムな情報共有を通じて迅速な意思決定が可能になります。
Comdesk Leadのみの機能
ComdeskLeadにのみ備わっている機能は以下の3つがあります。
- 自動要約機能
- キーワード/NGワード検出
- 音声解析
自動要約機能
Comdesk Leadでは通話終了後に録音音声をもとに内容が自動要約され、重要なポイントを簡単に振り返ることができます。これにより、通話記録の確認や報告作業の効率化が図られ、営業担当者の負担が軽減されます。
キーワード/NGワード検出
この機能により、通話内容に特定のキーワードが含まれていた場合に通知が出るほか、NGワードの検出が可能です。顧客との会話で避けたい表現や、特定のトピックにフォーカスした発言を見逃さず記録できます。これにより、クレーム対応や営業トークの改善に役立つ情報が得られます。
音声解析
Comdesk Leadの音声解析機能は、録音された通話を解析し、顧客の反応やトーンを分析することで、対話の質や改善点を把握できます。これにより、営業活動のPDCAサイクルを加速させ、営業パフォーマンスの向上が期待できます。
■通話録音/音声解析について詳しく知りたい方は下記の記事を参考にしてください。
通話録音はなぜ重要?おすすめサービス15選【通話録音搭載CTI・携帯キャリア提供・スマホアプリ・Web録】
ComdeskとTelforceの違いの概要
これらの相違点を抽象化すると、Comdesk LeadとTelforceの主な違いは、録音音声の活用度合いにあることがわかります。Telforceは情報の共有やリアルタイムな進捗確認に重きを置き、チームでの情報連携を支援するための機能が充実しています。一方、Comdesk Leadは、通話データを最大限に活用し、音声データの解析や要約を通じて営業活動そのものを深く分析・改善することにフォーカスしています。
この違いから、Comdesk Leadの改良においては録音音声を積極的に活用し、架電業務のパフォーマンス向上に繋げることが顧客にとって重要な課題であったと考えられます。音声解析やキーワード検出といった機能は、顧客との接点を効率よく管理し、成果を最大化するための要素となっています。
参考:https://maaap.info/pdf/telforce.pdf
Telforceの実績
Telforceは実績を以下2つの切り口から紹介します。
- 導入実績
- メディア掲載
導入実績
Telforceは、ビジネス環境の変革を目指す約100社以上の企業、延べ2000名のユーザーに導入されました。さらに、導入企業の多くが継続して利用しており、その継続率は驚異的な96%を誇っています。この高い継続率は、ユーザーに対する利便性や成果の高さが評価されていることの証です。
また、導入企業の多様性もTelforceの特徴です。金融、不動産、人材、ITなど、業種を問わず幅広い企業に選ばれてきました。以下に、実際に導入いただいた企業の一部を記載します。
メディア掲載
Telforceは「国内初の携帯連動CTIシステム」として、数々のニュースメディアや業界専門誌に注目されてきました。その特許取得済みの技術が、営業効率の向上やリモートワーク推進においても先駆的な役割を果たしていると評価され、信頼性と注目度に現れています。
主要メディアの特集記事や、業界の専門家によるレビューにも取り上げられ、先進性や実績が広く知られるようになりました。以下は、Telforceを取り上げたメディアの一部です。
Comdesk Leadの4つの特徴
コールシステム(CTI)Comdesk Leadの特徴を紹介します。主な特徴は4つあります。
- 携帯回線連動で特許を取得
- 行動量の最大化
- 行録音・文字起こし・音声解析でトークスキルの向上
- レポート機能で定量評価/分析が可能
携帯回線連動で特許を取得
国内通話かけ放題でお使いいただけるため、通話料も大幅に圧縮できます。
他コールシステムではあり得ない「携帯番号発信」も選択可能です。
関連記事:【2024年7月最新】IP回線とは?固定電話、IP回線、携帯回線の特徴とメリットを徹底解説
行動量の最大化
1クリックで電話発信が可能。
オートコール機能も搭載しており、架電数が2倍以上に向上します。
録音・文字起こし・音声解析でトークスキルの向上
全通話自動録音で会話内容の振り返りができ、メンバーのスキルアップが可能です。
新人メンバーが入ってきた際の研修にも活用できます。
関連記事:AI活用の電話文字起こしで業務効率化!
レポート機能で定量評価/分析が可能
誰がどれくらい成果を出しているのか、を定量的に分析可能です。
アポイント数だけでなく、担当接続率や受付ブロック率なども細かく確認できます。
関連記事:【2024年7月最新】Comdesk CTIツール|口コミ・評判と料金・特徴を解説
まとめ
Telforce(現Comdesk)は、営業効率を大幅に向上させるCTIシステムとして、多くの企業に導入され成果を上げています。豊富な架電機能や、情報共有、顧客情報の管理、外部ツールとの連携に加え、Comdesk Leadではさらに音声解析や自動要約などの高度な分析機能が充実しています。これにより、営業活動を定量化し、パフォーマンス改善を推進する環境が整います。
TelforceからComdesk Leadへ進化することで、ビジネスフォンとの連動と携帯回線対応を活かし、どこからでも高い営業効果を発揮する強力なサポートツールとしての地位を確立しています。
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