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2025.12.18
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kintoneとCTIを連携する方法とは?おすすめシステム比較と導入メリットを解説

#CRM連携 #CTI活用
kintone cti

kintoneは、コーディング不要で業務の効率化を実現する業務アプリを作成できるツールです。

用途に合わせてさまざまなアプリの開発が可能で、CTIとの連携もできます。

今回は、kintoneがCTIと連携することで、どのような機能が利用できるかを紹介します。

コムデスク(Comdesk Lead)との連携によってできることも紹介しますので、気になる方は参考にしてください。

kintoneとは?

kintone cti

kintoneとは、複雑なコーディングなどは一切必要なく、ノーコードでクラウド上でアプリを構築できるサービスです。

本来アプリを構築する際はプログラミングの知識が必要ですが、kintoneは知識やスキルは一切必要ありません。

ネット回線さえあれば、簡単な操作でアプリを作成できます。

kintoneの料金体系と導入に必要な環境

kintoneの料金体系と導入に必要な環境について解説します。基本的な概要としてご参考ください。

kintoneの料金プランと費用相場

kintoneの料金プランと費用相場は、以下の通りです。

プラン名月額料金(1ユーザーあたり)主な特徴
ライトコース1,000円基本機能のみ。シンプルなデータ管理に適する
スタンダードコース1,800円外部連携・プラグイン・APIなど拡張機能あり
ワイドコース3,000大規模・高機能利用向け(API制限緩和・追加機能)

上記を基本料金として、必要に応じてオプションを追加することも可能です。

  • ゲストユーザーライセンス:月額 700〜1,440円/ユーザー
  • メール共有オプション:月額 5,000円(5,000件単位)
  • セキュアアクセス(端末制御):月額 250円/ユーザー
  • ディスク増設(10GB):月額 1,000円

自社に必要なプランにすることで、コストパフォーマンスよく利用できます。

導入前に確認すべき必要環境

kintone導入前には、通信環境・ブラウザ・デバイス・セキュリティ設定を中心に確認しておきましょう。

項目内容
インターネット環境・安定したネット回線が必須・上り/下り10Mbps以上が目安・大規模利用は帯域確認
対応ブラウザ・Chrome(最新版)・Edge(最新版)・Safari(最新版)
利用デバイス・Windows/Mac PC・iOS/Android スマホ・タブレット・OSは最新を推奨
セキュリティ環境・IPアドレス制限を使う場合は固定IPが必要・SSO利用時はIdPの設定確認・ファイアウォールでの制限を事前確認
外部連携・プラグイン適合性・予定しているプラグインが現行kintoneに対応しているか・API連携の可否・JavaScriptカスタマイズの制限確認
社内運用体制・アプリ管理者の選定・権限設定やデータ管理ルールの整理・ログ管理・バックアップルールを決める
データ移行準備・既存データの整理・重複チェック・CSV形式への整形作業・移行テストの計画

kintone導入前に上記の環境を整えておくことで、後々のトラブルや作業負荷を軽減できます。万全の準備をして、スムーズかつ効果的な運用スタートを実現しましょう。

CTI連携時に追加で必要な費用と準備

CTIとkintoneを連携する際に追加で必要な費用として、以下が挙げられます。

  • CTIシステムのライセンス費用
  • 連携アプリ・プラグインの費用
  • 通信関連の追加コスト
  • 端末・ネットワークの整備費(必要な場合)

CTIを準備する費用が追加されることになります。

また、CRM側の項目を整理したり社内ルールを整備したり、問題なく運用できるようにするための準備も欠かせません。

CTIと連携できる主なシステム比較

CTIと連携できる主なシステムとして、以下の3つが挙げられます。

Comdesk Lead

kintone cti

Comdesk Leadは、IP回線と携帯回線を併用できるアウトバウンド向けのCTIシステム(電話営業支援ツール)です。

主な特徴として、以下が挙げられます。

  1. CTIシステムとしての基本機能
    発着信・通話録音・電話発信・自動架電など、電話営業業務の効率化に必要な機能を網羅。
  2. IP回線+携帯回線の併用
    携帯回線での発信やかけ放題プランの利用が可能で、通話料の定額化・音声品質の向上・接続率UPなど多くのメリットあり。
  3. CRM/SFAとの連携
    Salesforce、kintone、HubSpotなどのCRM/SFAと連携し、架電履歴の自動連携やClick to Call(クリックで発信)に対応。
  4. AI機能の活用
    通話の自動文字起こしやChatGPT連携による自動要約などで、通話内容の確認・分析・入力工数を削減できる。

クラウド型で電話発信・架電管理・CRM連携・自動録音・AIによる文字起こし/要約などの機能を備え、営業効率の最大化を支援します。

BIZTEL

kintone cti

BIZTELは、多くの企業で導入されているクラウド型のコールセンター/CTI(電話システム)サービスです。

主な特徴として、以下が挙げられます。

  1. クラウド型で柔軟に導入できる

専用機器なくPC・スマホだけですぐ使える。PBXサーバーの設置や保守も不要。

  1. コールセンターに必要な機能を網羅

IVR・自動録音・ACDなど、標準機能が充実。

  1. 主要CRMとの連携が簡単

通話履歴を自動で記録するなど、情報管理の効率化を図れます。

  1. 高い安定性と豊富な稼働実績

金融・保険・EC・行政など多様な業界で導入実績あり。

大量の通話・オペレーター管理・リアルタイム分析・CRM連携まで幅広いニーズに対応し、使いやすさと拡張性を両立したサービスとして評価されています。

MediaCalls

kintone cti

MediaCallsは、コールセンターの業務効率化を低価格で実現するオールインワン型コールセンターシステムです。

主な特徴として、以下が挙げられます。

  1. シンプルで扱いやすいクラウドCTI

直感的な操作で誰でも使いやすい。

  1. 自動発信(オートコール)に強い

架電リストを自動でコールし、その後オペレーターへつなげる機能に強み。

  1. CRM・外部システムとの柔軟な連携

API連携を活用することで、着信ポップアップや通話ログの自動記録を実現。

  1. スマホ・PCでどこからでも利用可能

インターネット環境があれば利用可能。固定電話が不要に

発信業務に強みを持ちながら、誰でも直感的に操作できるシンプルさが特徴のクラウドCTIとして注目されています。CRM連携やオートコールなど業務効率化に役立つ機能を備えつつ、導入コストも抑えられるため、小規模~中規模の企業でも使えます。

kintoneで利用できる機能の例

kintone cti

kintoneは、さまざまなシーンで活用されています。

具体例を挙げると、以下のとおりです。

【kintoneで利用できる機能の例】

  • 企業間のやり取りを一元管理
  • 顧客・案件情報を一元管理
  • リモートワーク推進
  • プロジェクト管理
  • 基幹システムのデータ管理

業務改善に使用したり、CTIとの連携で電話業務の効率化もできます。

企業間のやり取りを一元管理

連絡手段にkintoneを利用することで、すべてのやり取りを一元管理できます。

例えば、発注元から外部業者や委託企業に、メッセージを伝達するとしましょう。

その際、複数の担当者から伝達をすると、ヒューマンエラーが発生する恐れがあります。

しかし、kintoneですべてのやり取りを一括管理することで、エラーを予防できます

また、やり取りにはメールだけではなく、電話なども使用可能です。

顧客・案件情報を一元管理

kintoneでは、顧客や案件情報の一元管理も可能です。

社内で管理したい情報や、コールセンター業務で必要な顧客情報などを、kintoneで管理することによって、無駄なく業務ができます。

社内で管理していると、場合によっては属人化することも珍しくありません。

しかし、kintoneで一元管理をすれば、kintoneにアクセスできる人ならだれでも案件状況を確認できます。

電話営業などにも利用できるため、積極的に利用したい機能です。

リモートワーク推進

kintoneを使用することによって、リモートワークの推進も可能です。

先ほども触れたように、kintoneでは社内のデータを一元管理できます。

従来では、社内パソコンにアクセスしないと閲覧できなかったデータが、kintoneに保存すれば外部でも閲覧できるようになります。

ネット環境さえあればいつでもアクセスできることから、リモートワークをする際に便利です。

プロジェクト管理

プロジェクトチームを組んで作業をしている会社にとって、kintoneは非常に便利です。

エクセルやメールなどで、業務を管理していると、いつかは伝達ミスが起きます。

スケジュールの確認ができないと、プロジェクト進行にエラーが出ることも…。

しかし、kintoneではプロジェクト管理が可能で、スケジュールや進捗状況を可視化できます。

その結果、伝達ミスやヒューマンエラーを防止することが可能です。

基幹システムのデータ管理

kintoneは、社内の基幹システムと連携することで、データ管理がしやすくなります。

基幹システムのデータをkintoneで管理することで、以下のようなメリットがあります。

【kintoneで基幹システムを管理するメリット】

  • 外出先から簡単にアクセスできる
  • 必要なデータだけ抽出して管理できる
  • 転記作業が不要

基幹システムとの連携には、別途システム開発が必要になるケースもあるので、導入前に検討しましょう。

kintoneとCTIを組み合わせるメリット

kintone cti

kintoneとCTIを連携すると、以下のようなメリットがあります。

【kintoneとCTIを連携するメリット】

  • 顧客情報が逐一確認できるようになる
    →kintoneに顧客情報を登録しておくことで、営業電話をかける顧客情報の詳細を確認しやすくなるため、営業品質の向上に繋がる
  • 通話内容の録音および管理ができる
    CTIで録音されたデータをkintoneで共有できる

kintoneとCTIの相性はよく、連携できるツールも多いです。

CTIツールであるコムデスク(Comdesk Lead)もその一つであり、kintoneと組み合わせることでさまざまなメリットがあります。

コムデスク(Comdesk Lead)とkintoneを連携するメリット

kintone cti

コムデスク(Comdesk Lead)は、kintoneとの連携が可能です。

もちろん、コムデスク(Comdesk Lead)だけでも十分メリットはありますが、kintoneと連携することで以下のメリットを得られます。

【コムデスク(Comdesk Lead)とkintoneを連携するメリット】

  • 活動履歴の自動連携
  • 通話データの自動入力と交信
  • データの分析と活用
  • 顧客情報の統合的な管理
  • 営業活動の効率化
  • 顧客対応の改善と効率化

CTIを導入して電話業務の効率化を考えている人は、kintoneの導入も視野に入れましょう。

詳しく解説:CTIとPBXの違いは?CTIのタイプと導入するメリットも合わせて紹介

活動履歴の自動生成・連携

コムデスク(Comdesk Lead)で架電した活動履歴のステータス結果などが自動で連携されます。

入力工数の削減はもちろん、顧客との接点をKintone側で一括管理できるようになるため、対応品質が向上します。

通話データの自動入力と更新

コムデスク(Comdesk Lead)に保存された録音データは、kintoneのアプリで管理できます。

録音データは自動で文字起こしされ、そのデータをkintoneと連携することで、通話した内容を自分で入力する手間を省けます。

従来は、オペレーターが手動で入力していましたが、その必要はありません。

入力や更新する手間を省くだけでも、業務効率が向上します。

データの分析と活用

通話データの分析は、電話業務において非常に重要です。

コムデスク(Comdesk Lead)では、顧客との応対履歴が一元管理され、通話データとステータスなどから通話内容を簡単に分析できます。

通話内容の分析したデータとkintoneで管理されている顧客情報を合わせて分析することで、応対方法や提案との関連性などを見つけることができ、社内で共有することで全オペレーターへの指示・教育が可能です。

より質の高い電話応対ができるようになるため、営業品質の改善につながります。

顧客情報の統合的な管理

コムデスク(Comdesk Lead)で管理されるデータをkintoneと連携することで、kintoneアプリで顧客情報と応対履歴の統合管理が可能です。

応対履歴を含む顧客情報を一元管理することで、全オペレーターがいつでも総合的な情報を確認できるようになります。

さらに、CTIの機能を使用すれば、顧客情報を表示しながら電話応対ができるため、通話品質の向上や営業の効率化にもつながります。

営業活動の効率化

コムデスク(Comdesk Lead)のデータは、kintoneでアプリを作成すると、すべてアプリ上で管理が可能です。

kintoneで営業活動アプリを作成し、コムデスク(Comdesk Lead)と連携すれば、商談の際の録音データや、カスタマー対応のデータが自動でアプリに入力されます。

結果として、いつでも商談内容の確認やカスタマー対応のデータが確認できるため、架電の計画やマニュアルの作成が容易になり、営業活動が効率化します。

顧客対応の改善と効率化

kintoneでは、顧客からの問い合わせやクレーム対応のデータも管理できます。

アプリを利用すると自動で入力されるので、問い合わせやクレーム内容の分析が可能です。

その分析したデータをもとに、マニュアルを作成したり、社内で活用するQ&Aの作成できます。

顧客対応の改善や、効率化にもつながるため、連携して損はありません。

よくある質問

kintoneとCTIの連携に関する「よくある質問」を紹介します。

kintone連携CTIで通話録音や顧客履歴の自動反映はできますか?

可能です。通話ログ(発着信・対応時間・結果など)を自動でkintoneに反映でき、業務効率化や記録の共有などに役立ちます。

どのCTIシステムがkintoneと連携できますか?

代表的なCTIシステムとして、Comdesk Lead・BIZTEL・MediaCallsなどが挙げられます。

ツールによって対応範囲や料金が異なるので、自社の目的に合う機能・サポートなどを比較しながら検討してみましょう。

kintoneとCTIを連携するとどんなメリットがありますか?

kintoneとCTIを連携すると、業務効率の改善や顧客対応品質の向上など多くのメリットがあります。

  • 着信時に顧客情報を自動表示できる
  • 通話履歴・録音を自動でkintoneへ保存できる
  • 入力作業の手間を削減できる
  • 顧客対応の抜け漏れ防止につながる
  • 外出先からも対応状況を共有できる
  • オペレーターの対応品質が安定する

電話のシステムと顧客管理システムと連携できれば、顧客対応に関わるあらゆる作業が「自動化」と「可視化」によって最適化されます。

まとめ

kintoneは、電話業務に限らずさまざまなシーンで活用できるツールです。

コムデスク(Comdesk Lead)と連携すると、電話業務の改善や効率化、応対品質の向上につながります。

CTIとkintoneの相性は抜群で、以下のような人におすすめです。

【kintoneの導入をおすすめしたい人】

  • 業務効率化を図りたい
  • データを分析して、営業効率を上げたい
  • 顧客データを一元管理して手間を減らしたい

とくにCTIの導入を検討している方には、合わせて使ってほしいツールです。

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この記事を書いた著者 お役立ち編集部

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