2024.03.22
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固定電話とIP回線と携帯回線の特徴とは?それぞれのメリットも解説

電話には様々な種類があり、代表的なもので言うと固定電話・IP回線・携帯回線が挙げられます。これらはそれぞれ異なるニーズに合わせて利用することが可能です。

本記事ではそれぞれの特徴の違いやメリットについてご紹介するので、自社で導入するべき電話システムにお悩みの方は是非参考にしてください。

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固定電話とIP回線と携帯回線の特徴

特徴
固定電話固定電話は、アナログ回線を使った電話で、カスタマーサポートやテレアポなど大規模な電話業務を行う企業に導入される傾向があります。
IP回線IP回線は、インターネット回線を使用する電話です。IP回線はパソコンやスマホ、固定電話でも利用することが可能で、通話録音機能やCRM連携など多様な機能を搭載しているものもあります。この回線では、0ABJ番号・050番号・電話番号不要(電話番号がなくても音声通話できるアプリ)型が利用できます。
携帯回線   携帯回線とは、携帯電話の電波を使用することでネット通信などを可能とすることができる回線のことを指しています。 音声通話に利用することができ、データのやり取りにも携帯回線が活用されることがあるのが特徴です。

固定電話のメリット

会社の信用度が高まる

固定電話を導入することで得られるメリットの一つに、会社の信用度が高まることが挙げられます。

というのも、会社の公式ホームページや取引先に手渡す名刺に記載される電話番号によって、連絡先が固定電話なのか携帯電話番号なのか即座に認識できます。ここで固定電話番号を使用していると、会社が本当に存在しているという印象を与えることができ、会社の信頼性が高まるのです。

さらに、固定電話番号では銀行からお金を借りる際などの審査をスムーズに行えるなど、金融機関からの信用度にも影響します。

緊急時に役立つ

固定電話の種類によっては、アナログ・ISDN回線から供給される電力のみで通話できるものもあり、災害時に停電した場合でも、電話回線が切断されていない限り使用することが出来ます。

また、災害時に関わらずスマートフォンで通信障害が発生した場合などにも活用できます。

しかし、FAXなどの機能を搭載する固定電話は電力供給がないと使用できないため、選定する際に注意が必要です。

セキュリティ性に優れている

固定電話は電話機能のみを利用するため、インターネット上に簡単にアクセスし、ネットショッピングをしたりアプリをインストールできるスマホと比べて、セキュリティ性に優れています。

さらに、最近では振り込め詐欺防止機能や、知らない電話番号を着信拒否できるなど防犯性に優れた固定電話も普及しています。

IP回線のメリット

電話営業に役立つ機能が豊富

IP電話には、全通話録音・文字起こし機能や音声解析AIなどの高度な機能が備わっているものもあります。

全通話録音機能は、通話の全容を録音し、必要に応じて後から再生や確認ができる機能です。これにより、通話内容や取引条件の確認が容易になります。また、文字起こし機能は、録音された通話を自動的にテキストに変換し、重要なポイントや情報を簡単に把握できるようにします。

さらに、音声解析AIは、通話内容やトーン、感情などを解析し、数値化する機能です。また、通電数や架電数などのデータも可視化することで、営業担当者の活動状況や成果を把握しやすくします。

これらの機能は、通話相手とのコミュニケーショントラブルを防止するだけでなく、営業担当者のトークスキルや応対力の向上にも貢献します。

企業の規模に合わせて簡単に調整できる

IP電話はインターネット回線を使用するため、会社の規模が増減した際にも柔軟に回線数を調整できます。また、IP回線では複数にわたる会社の拠点で利用される電話の統合もしやすく、場所にとらわれず管理できます。

固定電話では、社員の増加に合わせて電話回線の追加の工事が必要になる場合があります。しかし、IP回線なら手軽に導入することが出来ます。

他機能と柔軟に連携できる

IP電話は他機能と連携させやすいというメリットがあります。例えば、顧客管理システムであるCRMとの連携では、顧客管理システム内にある顧客に関するデータをIP電話に反映できるため、連絡先の管理が容易になり受発信の作業効率を上げることが出来ます。さらに、他のSFAツールも併用できるため、自社の利用したい機能に合わせて検討しましょう。

携帯回線のメリット

コストダウンに繋がる

携帯回線では、携帯キャリア会社が提供するかけ放題プランなどを利用することが出来るため、通話コストの低額化が実現します。

他の電話システムでは、架電した分だけ課金される従量課金制など、高い通信コストが企業のネックとなりますが、携帯回線ではいくら架電しても料金が変動しないため、電話業務が多く費用面で課題を感じている方におすすめです。

090/080/070番号での発信

携帯回線では、090/080/070などの携帯番号を使用することが出来るため、電話営業における繋がり率・折り返し率を格段にアップさせることが出来ます。

なぜなら、050や03などから始まる電話番号は親しみの無い番号なため警戒されやすくなってしまいます。しかし、携帯電話番号を使うことでそういった警戒心が軽減され、電話に応答してもらえる機会が高くなるのです。

どこでも利用できる

携帯回線では、回線がつながる場所であればどこでも使用できます。そのため、外出先や自宅など場所にとらわれず電話業務が出来るという大きなメリットが存在します。

特にビジネスシーンにおいては、携帯回線を活用することでリモートワークや外回り中の業務が大幅に効率化されます。例えば、営業担当者は自宅や外出先から顧客にアプローチできるだけでなく、ビデオ会議を通じて必要な情報や提案を即座にチームに共有し、効果的に業務を進めることができます。

関連リンク:国内で唯一IP回線と携帯回線を併用できるComdesk Lead(コムデスク)

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まとめ

本記事では、固定電話・IP回線・携帯回線の特徴の違いやメリットについてご紹介しました。

再度抜粋して振り返ると、固定電話はセキュリティ性、IP回線は多様な機能、携帯回線は低コスト+場所を選ばない、というようにそれぞれメリットがありました。

これらの特性はそれぞれ異なる強みを発揮するため、自社の目的、会社規模、電話業務の多さ、費用プランなど多くの要素を検討したうえで最適なものを選択しましょう。

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この記事を書いた著者 Kaede

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