CTIツールの導入を検討している皆さん、自社に最適なツールを選ぶことにお悩みを抱えておりませんか？このページをご覧いただいているということは、「どのCTIが自社に合うのか知りたい」とお考えではないでしょうか。

しかし、CTIツールの選定にはいくつかの落とし穴があります。

• 機能や費用が不明瞭で、比較が難しい
• 導入後に現場に馴染まず、期待した効果が得られない
• 長期契約で途中解約が難しく、無駄なコストが発生する

こうした課題を無視して選んでしまうと、せっかくの投資が無駄になる可能性もあり、最悪の場合、ツール選定を担当した方の責任問題に発展しかねません。

だからこそ重要なのは、導入前に複数のツールをしっかり比較することです。費用だけでなく、機能やサポート内容も含め、自社の課題やニーズに最適なツールを選びましょう。

このページでは、多くの企業が導入を検討する人気CTIツールの特徴や価格、サポート体制を分かりやすくまとめています。まずは他社事例を参考にしながら最適なCTIを見つけてください！

おすすめのCTIツール

CTIシステムとは？

CTI（Computer Telephony Integration）とは、コンピュータと電話（PBXやFAX）を連携・統合する技術システムのことです。この技術を活用することで、従来の電話にはないさまざまな便利な機能を利用できるようになります。特にコールセンターでは、顧客データと電話システムを組み合わせることで、アウトバウンドコールの効率化やインバウンドコールにおける応対品質の向上に役立ちます。

アウトバウンドコールとインバウンドコールの違い

インバウンドコールにおける必要機能

顧客からの電話を受けるインバウンドコールでは、以下のような機能が活用されます：

• 顧客情報の自動表示：電話がかかってきた瞬間に、顧客の名前や過去の取引履歴などが画面に表示されるので、スムーズに対応できます。
• 問い合わせ内容の種別表示：問い合わせの内容があらかじめ分類されるため、適切な対応が可能になります。
• 過去の問い合わせ履歴確認：顧客とのやり取り履歴をすぐに確認でき、より丁寧で一貫性のある対応が実現します。

アウトバウンドコールにおける必要機能

顧客へ電話をかけるアウトバウンドコールでは、次のような機能が架電効率をサポートします：

• リスト管理：大量のリストを目的別に管理して架電履歴を常に紐付ける
• ワン・クリック発信（Click to Call）：画面上の電話番号をワンクリックするだけで発信でき、手動で番号を入力する手間を省けます。

おすすめCTIシステム

ここからはおすすめのCTIシステム１０製品について、それぞれの特徴や機能をご紹介します。

ご紹介する項目は、サービスの特徴、主な機能、連携可能な外部サービスなどです。費用面についても、無料トライアルの有無、初期費用、基本使用料、ユーザー利用料といったポイントをまとめています。

インサイドセールスの利益を最大化！　「コムデスク（Comdesk Lead）」

コムデスク（Comdesk Lead）は、インサイドセールスの行動量を最大化するために、IP回線と携帯回線の両方を活用できる唯一のアウトバウンドCTIツールとして特許を取得。この唯一無二の強みに加え、誰でも使えるシンプルなUIと携帯番号発信で繋がり率や折り返し率が平均で約20%向上できることが売りです。

特徴

• IP回線と携帯回線を活用できる唯一のアウトバウンドコール専用のCTIツール（特許取得）。
• 080や090番号での発信により繋がり率・折り返し率が平均約20%向上。
• 高いカスタマイズ性を持つリスト管理機能で、柔軟なデータ分析が可能。
• AIによる自動文字起こし・要約機能で商談内容を簡単に共有。
• API連携で他システムとスムーズに統合可能。

こんな企業におすすめ

コムデスク（Comdesk Lead）は以下のようなニーズを持った企業様におすすめです。

• 発信効率を高め誰でも成果が出る環境を導入したい企業
• 顧客管理から架電の分析までワンツールで実施したい企業
• 通話料を定額にし、安く抑えたい企業
• 携帯回線の活用で、架電のつながり率や折り返し率を向上させたい企業
• 自動通話録音と文字起こしでトーク改善に役立てたい企業

費用

• 無料トライアル有無：〇
• 初期費用：掲載無し
• ライセンス: 6000円/ID

機能

• Click to Call
• 顧客管理DB
• 自動録音・テキスト化
• 架電分析レポート

外部連携

• SFA/CRM
• Salesforce
• Hubspot
• Kintone
• ZohoCRM…etc

オフィス電話のクラウド化なら！　「Zoom Phone」

Zoom Phoneは、ビデオ会議と統合された高品質な音声通話を強みとし、特にカスタマーサポートや複数拠点を持つ事業会社で広く利用されています。

一方で、Zoom Phoneは主に標準機能を重視した設計となっており、プラグインや外部連携用のAPIも提供されているものの、Dialpadなどと比較するとその範囲は限定的です。そのため、スムーズな顧客データへのアクセスが求められる受電業務用途では、カイクラなどに比べて劣る部分があります。また、発信効率の面でもComdesk LeadやList Navigatorと比較すると劣り、テレアポやコールセンターシステムとしての利用には適していません。

Zoom Phoneの国内主要提供会社は複数社ありますが、メインで取り上げられるのは、KDDI株式会社です。KDDIがメインの提供会社とされる理由は、大手通信キャリアとしての信頼性と、国内企業向けのインフラ基盤が整っている点にあります。

特徴

• 電話番号の継続利用：オフィスの既存電話番号をそのまま利用可能。
• スマートフォンやPC対応：どこからでもクラウド電話サービスを利用可能。
• 法人向けサポート：導入から運用まで手厚いサポート体制を提供。

こんな企業におすすめ

Zoom Phoneは以下のようなニーズを持った企業様におすすめです。

• コミュニケーションツールを全てZoomブランドに統一したい企業
• オフィス電話のクラウド化

費用

• 無料トライアル有無：〇
• 初期費用：¥5,500〜
• ライセンス: ¥2,200円/ID〜

機能

• Click to Call
• 自動録音・テキスト化

外部連携

• SFA/CRM
• Salesforce
• Hubspot
• Kintone
• ZohoCRM
• Microsoft Dynamics
• Zendesk
• Google Workspace…etc

ビジネスフォンのクラウド化なら！　「Dialpad」

Dialpadは、AI機能を活用した高度な通話管理機能やリアルタイム会話分析が特徴で、営業支援やCRMとの連携を重視する企業に向いています。

特徴

• 音声通話、ビデオ会議、メッセージングの統合。
• CRM統合や通話記録・分析

こんな企業におすすめ

Dialpadは以下のようなニーズを持った企業様におすすめです。

• リモートワークを効率化したい企業
• 営業活動の効率化を図りたい企業
• 顧客サポートの効率化を目指す企業

費用

• 無料トライアル有無：〇
• 初期費用：掲載なし
• ライセンス: ¥1,000円/ID〜

機能

• 自動録音・テキスト化
• SAML (シングルサインオン)
• 050または0AB-J番号が利用可。ゲートウェイ端末を設置することで、現状の通信キャリアで利用することも可能

外部連携

• SFA/CRM
• Salesforce
• Hubspot
• Kintone
• ZohoCRM
• Microsoft Dynamics
• Zendesk
• Google Workspace…etc

実績NO.1のコールセンターシステムなら！　「ビズテル（Biztel）」

Biztel（ビズテル）は、クラウド型のビジネスフォンシステムです。発着信履歴の記録や通話録音、音声自動応答（IVR）などの便利な機能で、顧客対応の効率化と業務負担の軽減をサポートします。 Biztelは、コールセンターの電話対応をもっとシンプルでスマートにします。

特徴

• インバウンド・アウトバウンド管理機能: 発着信履歴の自動記録、通話録音機能を備え、顧客対応の品質向上に寄与。
• 内線機能とIVR: 社内内線通話やカスタマイズ可能な音声応答システム（IVR）を通じて、迅速な顧客対応と適切な担当者への振り分けを実現。
• データ分析機能: 通話データを活用し、通話時間や顧客対応の品質を分析し、営業戦略の改善をサポート。

こんな企業におすすめ

Biztelは以下のようなニーズを持った企業様におすすめです。

• リモートワークや複数拠点を管理するコールセンター
• 包括的な顧客対応の品質向上を目指す企業・コールセンター
• 内線通話やIVRを活用した効率化を目指す企業
• セキュアな環境のもとデータ解析を活用して営業戦略を改善したい企業
• 多様なコミュニケーションツール、業務システムとの連携

費用

• 無料トライアル有無：〇
• 初期費用：¥450,000〜
• システム利用料: ¥140,000/月

機能

• 発着信管理機能
• 内線通話機能
• IVR（音声応答システム）
• データ解析機能
• Open API

外部連携

• SFA/CRM
• Salesforce
• Hubspot
• Kintone
• ZohoCRM…etc
• Microsfot365
• ERPシステム
• Sack, Zoom …etc

発信業務専用のコールシステムなら！　「リストナビゲーター（List Navigator）」

List Navigator（リストナビゲーター）は、発信業務に特化した架電支援ツールです。顧客リストの管理から効率的な架電、進捗管理までをサポートし、テレアポの生産性を大幅に向上させます。

List Navigatorは、アポインターの発信業務を効率化し、リスト管理と架電の質を高めることで、商談機会の創出を支援します。

特徴

• リスト管理と多様な発信機能：顧客リストを一元管理し、効率的に発信業務を実行
• 自動架電 ：架電の手間と時間を大幅に削減。
• 架電・リスト分析：架電履歴やリストの反応率をデータで可視化・業務改善やアプローチを最適化

こんな企業におすすめ

List Navigatorは以下のようなニーズを持った企業様におすすめです。

• リモートワークや分散拠点でコールセンターを運営する企業
• テレマーケティングやコールセンターを運営する企業
• 架電効率を大幅にアップしたい企業

費用

• 無料トライアル有無：〇
• 初期費用：¥100,000〜
• システム利用料: ¥10,000/月〜
• ブース課金

機能

• Click to Call
• 多回線発信
• 自動架電
• 顧客管理DB
• 自動録音・テキスト化
• 架電分析レポート

外部連携

• SFA/CRM
• Salesforce
• Hubspot
• Kintone
• ZohoCRM
• 電話・PBXシステム
• 外部APIを活用したカスタマイズ連携
• レポート・分析ツール(Google, Excel, BI…etc)

「トーク」解析なら！　「Miitel」

miitel（ミーテル）は、クラウド型の音声解析ツールを搭載したIP電話です。通話内容を自動録音・解析し、商談や電話対応の品質向上をサポートします。AI音声解析による話速、沈黙時間、トークバランスの可視化を通じて、営業担当者のトーク改善やチーム全体のパフォーマンス向上を実現。示唆に富むフィードバックで営業活動を効率化します。ただし、優れた解析技術を備える一方で、IP電話特有の音声品質改善を期待する声も一部の企業から寄せられています。

特徴

• 発信業務の効率化：クラウドベースで簡単に電話を発信し、通話履歴の管理が可能です。
• グループチャット：チームメンバーとのリアルタイムでの情報共有やコミュニケーションができます。
• アプリ連携：SalesforceやOutlook、Slackとの連携が可能で、業務フローの一元化を実現。

こんな企業におすすめ

List Navigatorは以下のようなニーズを持った企業様におすすめです。

• 営業チームの育成を効率化したい企業
• 顧客対応の品質管理を重視する企業
• チームのコミュニケーションを円滑にしたい企業

費用

• 無料トライアル有無：〇
• 初期費用：¥0〜
• ライセンス: ¥5,000/ID

機能

• トーク解析
• 自動架電・文字起こし
• オートコール

外部連携

• Salesforce
• Outlook
• Slack
• Zapier
• Google Contacts
• カスタムAPI

顧客応対業務の効率化なら！　「カイクラ」

「カイクラ」は、電話/SMS/メール/ビデオ通話など、様々なコミュニケーションアプリのやりとりを一元管理できます。異なるコミュニケーション手段を用いても、顧客ごとにコミュニケーション履歴情報が整理された状態で閲覧できるので、担当者以外でもこれまで経緯を把握した上で、顧客対応することが可能になります。

カイクラは、顧客からの電話着信時に顧客情報や対応履歴情報をPC画面に表示する完全クラウド型システムであり、外部システムの顧客情報もAPIを通じて自動的に取り込むことが可能にしています。
JBATの「Qanat Universe」を活用することで、カイクラと他システム間の手間のかかるデータ連携の課題を解決し、低コストで短期間での連携を実現しています。

特徴

• 電話対応業務を効率化し、顧客満足度を向上させる仕組み
• 業界特化型の柔軟な対応力
• クラウド型で使いやすく、どこでも導入しやすい

こんな企業におすすめ

カイクラは以下のようなニーズを持った企業様におすすめです。

• 顧客応対業務を効率化したい企業
• 顧客対応の品質管理を重視する企業
• 社内外のコミュニケーションを円滑にしたい企業

費用

• 無料トライアル有無：〇
• 初期費用：¥181,000
• 月額利用料: 1拠点（店舗）あたり30,000円 または１ユーザあたり8,000円〜

機能

• 主要なCRMデータとの相互連携
• 顧客情報管理
• 顧客情報表示
• 顧客情報インポート・対応記録エクスポートAPI
• 通話自動録音（固定電話・PBX）
• 通話自動録音（社用スマホ）
• SMS(ショートメッセージ)連絡
• FaceTalk
• LINE WORKS連携

外部連携

• CTI
• Salesforce
• kintone
• Zoho CRM
• オンプレミス型PBX
• SMS
• Tableau
• Google Data Studio
• オープンAPI

電話業務の効率化なら！　「楽テル」

「楽テル」はコールセンターをはじめとする電話業務を効率化・標準化させるクラウド型のCRMシステムです。

CTIシステムとの連携もシームレスに実現し、煩雑・属人化しがちなアナログ・Excel管理を卒業して
問い合わせ管理やアウトバウンド管理などの電話業務をラクにします。

特徴

• 顧客情報や問い合わせの一元化と検索
• 集計や分析業務の削減
• カスタマイズ可能な電話業務の手プレート化

こんな企業におすすめ

楽テルは以下のようなニーズを持った企業様におすすめです。

• 電話業務を効率化・標準化したい企業
• 電話業務の管理を始めたい企業

費用

• 無料トライアル有無：X
• 初期費用：利用ユーザ数やデータベース作成数に応じて変動
• 月額利用料: 利用ユーザ数やデータベース作成数に応じて変動

機能

• 顧客情報管理
• 顧客情報入力・表示
• IVR（自動音声応答）
• 全通話録音機能
• ACD（自動着信振り分け）
• オートコール・プレディクティブコール
• モニタリング・アドバイス

外部連携

• 要問い合わせ

インアウト両対応なら！　「Blue Bean」

Blue Beanは、コールセンター営業活動の効率化を支援するクラウドベースの顧客管理ツールです。顧客とのコミュニケーションを円滑にし、営業データの一元管理を実現。顧客情報の表示や対応履歴の確認をPC画面上で瞬時に行い、営業活動のパフォーマンスを向上させるためのソリューションです。

特徴

• インバウンドでもアウトバウンドでも利用できる
• オールインワンコールセンターシステム
• オペレーターが増えても同時ログイン数が変わらなければ契約内容の変更不要

こんな企業におすすめ

コムデスク（Comdesk Lead）は以下のようなニーズを持った企業様におすすめです。

• サクッとコールセンターシステムを導入したい企業
• 業務受託型のコールセンターで利用したい企業
• インアウト兼用のコールシステムを導入したい企業

費用

• 無料トライアル有無：X
• 初期費用：5000円/ID毎
• ライセンス: 5000円/ID (契約は５ID〜
• その他：10,000円/100GB〜
• 設備：IP電話機　13,000/台、IP電話機用ヘッドセット6,200円/台

機能

• Click to Call
• 多回線発信
• 自動架電
• 顧客管理DB
• 自動発信アンケート
• 再架電機能
• SMS・メール配信
• 作業グループACD
• 待ち呼、放棄呼モニタ
• IVR機能（自動音声）
• 待ち呼ピックアップ
• 顧客情報インポート・対応記録エクスポートAPI
• 顧客情報表示
• 管理者・オペレーター管理
• スマホ内線化…etc

外部連携

• CTI
• Salesforce
• kintone
• Zoho CRM
• Microsoft Access
• たまごリピート
• FastHelp5
• 働くDB
• 楽テル

架電効率重視なら！　「アポ王ネクスト」

アポ王ネクストは、営業活動の効率化とアポイントメントの獲得を支援するクラウドベースの営業支援ツールです。ターゲットリストの作成からアポイントメント設定まで、営業活動をトータルにサポートし、成果を最大化します。

特徴

• テレアポ特化の架電システム
• デュアル回線による電話応対（切り替え）の効率化

こんな企業におすすめ

アポ王ネクストは以下のようなニーズを持った企業様におすすめです。

• 発信効率を高め活動量を最大化したい中小企業
• 顧客管理から架電の分析までワンツールで実施したい中小企業
• 最短で導入をしたい中小企業

費用

• 無料トライアル有無：掲載無し
• 初期費用：掲載無し
• ライセンス: 掲載無し

機能

• デュアル回線：受発信を並行して行える機能
• リスト管理
• 自動録音
• 可動レポート

外部連携

• 非掲載

おすすめのCTIツール

この記事を書いた著者 林楽騏